みんなで守ろう。おおさか 商店街行動宣言

未来につなぐ「SDGs商店街」

2021.11.26
他府県
魚町商店街振興組合
需要喚起

世界各地で注目を集める「持続可能な開発目標(SDGs)」。日本で初めて、SDGsに本格的に取り組み始めた商店街が、福岡県にあります。
北九州市小倉の魚町。名前の通り、魚の市場として発展した歴史がありますが、1930年頃は呉服のまちとして栄え、下駄・帯・襟などの小物を扱う専門店が建ち並びファッションの中心街となりました。1951年には日本初の公道上のアーケードを設置。アーケードの通りは「魚町銀天街」と名付けられ、にぎわいの拠点となっています。

「SDGs商店街」のきっかけは、北九州市が2018年、SDGs推進に向けたモデル都市に選定されたことでした。魚町銀天街も社会貢献活動の拠点として進化しようと、取り組みを始めました。
同商店街には太陽光パネルが設置されており、アーケード内のLEDを自家発電しています。他にも大学生主体の清掃活動や食品廃棄物を減らす取り組みなど、世界に関心を寄せた活動が行われています。

今、最も力を入れているのは「教育」。商店街を単なる買い物の場所にせず、地域の人たちの好奇心を満たすような場所にと、年2回、店主が講師となる街ゼミナール「うおゼミ」を開催し、そのお店ならではの専門知識などを無料で教えています。
この秋には、「小倉城 竹あかり」と題したイベントを開催。「竹害から竹財へ」をテーマに、市民の手で竹灯籠を飾り付け、小倉城が幻想的な光に包まれました。来場者には「点灯」という形で参加してもらうことで「市民の力」を醸成できたといいます。3万個の竹灯籠はイベント終了後、竹炭、竹チップ、バイオエネルギーなど資源として再利用されました。

こうしたイベントは地域の人たちの評判も高く、「リピーターも多く、楽しかった、また参加したいなどたくさんの声が寄せられます」と魚町商店街振興組合・理事長の梯輝元さん。今後は昆虫食を自販機で販売するなど「興味を引く取り組みで商店街を盛り上げていきたいです」と話しています。

学びや発見、人々が集まるきっかけを創る魚町銀天街。未来に残すべき場として、これからも進化は続きます。

魚町銀天街のHPはこちら



SDGs横断幕が掲げられた魚町銀天街



商店街で開催されているまちゼミの様子